人魚姫
亀裂





那波との話しを終えて、家路についた時には7時を回っていた。



校庭の部活も体育館の部活も終わり、がらんとしている。




「……暗い学校って…怖いね…」


廊下をあるいていると、那波がぽそっと呟いた。




暗闇の恐怖のあまり、私は頷くのが精一杯だった。



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