人魚姫



「〜〜〜〜〜っっ!!!!」


後ろから口をハンカチで塞がれた。



―――薬品…の……にお…い………。


―そこで、意識が途絶えた。―




「もう、我慢の限界。

あんたなんか、いなければいいのよ」








「え?時雨早退!?」


「うん。昼休みが終わる前に帰ったって」




「時雨が私に何も言わないで、帰るなんて…」

―ありえない―




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