─Quality of love─
「ただいまー」

「祐一さんだわ。ご飯間に合ってよかった」

親父の声とドアが開く音が響くと真由子さんは蝶のようにヒラヒラと飛んでいってしまった。




親父がリビングにはいってきたとき後ろで真由子さんは親父の背広とネクタイを持っていた。


「潤、帰ってたのか」

「うん」

「さぁ、熱いうちに食べましょう」



3人が食卓を囲む。
その日の会話は、真由子さんのスーパーでの出来事。
それなりに笑いもあってそれなりに料理も旨かった。


親父も低い声で笑っていて
真由子さんの気遣いは自然で
たまに俺も冗談をいったり。


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