─Quality of love─


突然フッと立ち上がった莉香の行く先を目でおうと、青の自室へはいっていった。

俺は莉香の突然の行動に慣れたみたいで、以前よりは落ち着いてる。

コーヒーを飲み干してカップを置くと、ゆっくり立ち上がり莉香の部屋を覗いた。


そこはやはり青の世界で、たとえるなら海底のようだと思う。


深く、深く

誰もしらない場所。



犯されることのない
手の届かない世界。


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