─Quality of love─
4,fanciful
夢心地といえばファンタジックに聞こえてしまうだろうか?
俺にとってはある意味最高のファンタジーなのだが。
いえば不思議な感覚が脳に貼り付いて離れない。
ファミレスのテーブルを前に、あの不思議な少女がミートスパゲッティを無心に頬張っている。
これは現実?
夢の中に入り込んでしまったのかもしれない。
莉香が口についたソースを手でぬぐい取るというリアルな映像を見てもなお、そう思わずにはいられなかった。