龍王


セイ兄だ。

「もしもし。」

「今日昼からって聞いたか?」

「うん」

「親父の都合が合わなくなってな。
急遽昼からだ」

「そっか。」

「1時からだから今から来い」

「はぁ!?」

「タツヤはもう向かってる」
「ハァー。わかったよ」

「おぅ。じゃーな」

電話を切るとタツヤからメールが来てた。


もう着いた。駐車場にいるから


「あたし帰るね。ばいばい」
「えっ!?ちょっ…」

誰かが喋ってたけど屋上から出てタツヤのとこに急いで向かった。

「遅れてごめん」

タツヤの車に乗って謝った。

「大丈夫。まだ間に合う
一回家寄るか?」

「ううん。このまま実家でいいよ」
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