龍王
車を走らせ、和風の家に着いた。
門のとこには、“櫻井組”と組の看板。
ここに入ったらあたしは
“8代目の娘”になる
中に入り、いろんな人に挨拶された。
奥に進み、突き当たりの部屋の前で止まる。
「失礼します。タツヤです」
タツヤが襖を開けあたしと中に入る。
中には、お父さんとお母さんとカズ兄とセイ兄。
「レイ、久しぶりだな。
タツヤ下がっていいぞ」
お父さんが言い、タツヤは失礼しますとまた頭を下げ部屋から出た。