待っていたのは、お前だけ。【短編】



本命からの告白が無いから



素直に喜べない自分がいる……




「希一くん、あたしと付き合って?」





俺の前に立つ女の子はもじもじしながらも、上目づかいで俺を見上げてくる


誰か分からない



俺の知らない女の子




「どう、かな?」




俺があまりにも返事を返さないから、彼女は顔を赤らめ下に俯く









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