待っていたのは、お前だけ。【短編】




後ろを振り返ると、木の陰からヒョコっと出てきた彼女



……遥




俺の好きな女




「希一さぁ~も、ちょっとマシな振り方ないわけ?好きな人いるから…とか」



余計なお世話だし……



顔も知らない女なんかに好きなやついるなんて、言えねぇし






「き、希一って好きな人いるの?」










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