君を、ネクタイで縛りたい。
うぅ…なんで神様はこんなに平等にしてくれないんだろ…
そんな外見がスペシャルクラスの佐藤遊佐がもてないわけもなく、彼をみると毎回たくさんの女の子が
彼のまわりをかこっている。
ぐす…、私がもうちょいかわいかったら…
私はどこをとっても中の中。外見も勉強も運動も…
はぁ…彼につりあうぐらいになりたい…
なにを隠そう、私は佐藤遊佐のことが好きである。
でも、これは絶対に秘密なの。
だから私はマドンナのように遊佐にアタックすることはできないの。
なぜかっていうと…
『さき、さっきの授業のノートみせて』
びくっ、と急にかけられた声に体は素直に反応した。
「ま、また寝てたの」
目、私は遊佐の目をみれない。
『欲望には逆らえなくて』
そんなことをききながら遊佐にノートをわたした。