妹系男子。



教室は思ってたより混んでいた


俺の席は机を七個足して拡張してあり、その回りに椅子が沢山置いてあった

テーブルクロスは勿論足りてません



リン「これって…」

「鈴木頑張れよー、お前が今一番人気だから」

案内役の奴はそれしか言わない



客用の席は埋まっている


リン「ぉ…お待たせしました」



恐る恐る言う


「きゃー、可愛い鈴木君!!」
「こっち向いてぇ」
「写メらせてよぉ」



予想以上の盛り上がり
有難うございます



「鈴木君、女子より可愛い」
「肌綺麗だねーっ」


人数多過ぎる
ちゃんと会話出来ない

だから一方的に話されて頷いて



イチ「こーら!」

イチが後ろから来て頭を叩いた


イチ「こういう時はお前が話の進行しないと」

リン「えー、苦手」

イチ「苦手でもやんの」



友達の多いイチは良いよ
俺って凄い人見知りするんだけど


イチ「俺も人見知りだけど、頑張ろ麟太郎」

こいつ、俺の心読んだ?!


ちょっと申し訳なくなって

リン「頑張るから」


とガッツポーズで返した



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