妹系男子。
高木がステージで自己紹介をすると拍手が起きる
優勝候補らしい
「続きましてー…」
どんどんコンテストは進んで行った
やっぱり綺麗な顔の女子ばかり出て来る
結構いるんだな
「続いてラスト、エントリーNo.10『昨年度グランプリ、林秋穂ちゃん』だー!!」
林さんだ!!!
――
歩く度に揺れるサラサラした茶髪
細長い手足と華奢な身体
緊張して火照った小顔
大きな目に、長いまつげ
小さな鼻、ピンクの唇
――
今までの候補の中で
群を抜いて可愛いと思った
当然拍手も起きるし、歓声もあがる
「えー、今年の自信は??」
アキ「…えっと……」
司会者黙れ、そんな声もあがった
アキ「…優勝したいです」
マイクを通しても小さな声は、自信無さげにそう言った
イチ「林、可愛いな」
リン「そうだね」