妹系男子。



ナカ「待ってて下さい」

中さんはそう言うと、どこかへ行ってしまった



「鈴木君、サボりだ!」

振り返ると高木がいた


リン「サボってねーし」
レナ「嘘!椅子に座っちゃって」

高木が言う様に、俺以外は頑張ってる


イチとヨシはカツラしないみたい


レナ「鈴木君はウィッグするの??」
リン「そう」

レナ「私、そのままでも可愛いと思うけど」


高木は冗談混じりにそう言った


レナ「暑くない??」

リン「むれるから超暑いよ」


カツラは暑いんです
でも被りたい

堂々と女装できる最後の機会かもしれないし
完璧に近付けたい



リン「あ、中さん」

中さんが戻って来た


ナカ「違うウィッグ持って来ました」

中さんは黒のストレートのカツラを持っていた


ナカ「髪をおろしてみようと思って、それならストレートが良いかと」



確かに今俺が着てる服なら、ストレートの方が合うかも



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