妹系男子。



今までのお客さんとも
これ位話し込めば楽しかったかも

新しい発見も有ったかもだし


どれも一つの出会いなんだから
大切にしとけば良かった



アキ「あ、もう時間だね」


そしていよいよ時間になった


一回のお客さん毎に時間が決まってるのを、これだけ疎ましく思ったことはなかった



立ち上がる三人を見ると
やっぱり名残惜しい



アキ「頑張って来るね」
リン「うん、応援してるから」
アキ「有り難う」



立ち上がってレジに向かう三人
林さんだけ振り向いた



リン「また絶対見に行くよ」
アキ「それは緊張しちゃうな」
リン「大丈夫だって」


アキ「そっちもメイドさん」
リン「うん、頑張るね」



林さんは微笑んだ
やっぱり可愛い



アキ「じゃっ、また!」

そして小さな敬礼


リン「うんまた!メールしてね」


こちらも敬礼を返した



林さんは小さくうなずいて
お友達に付いて行った



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