妹系男子。
鈴が言ってくれるのとはやっぱり違うから…
「あの…麟太郎君…」
リン「…はい」
「公認してもらっても…」
リン「すいません」
「え…??」
女子達はさっきまで盛り上がっていたのに、一気に冷めたご様子
リン「応援してくれるのは嬉しいです。でも芸能人じゃないですし」
「あ!でも…」
リン「普通で良いんです、普通が良いですから」
普通じゃないといけない
普通の俺が、
普通じゃない鈴の味方でいないと
「…麟太郎君…」
「謙虚ですね」
「素敵です」
でもやっぱり素直に喜べはしなかった
リン「何か飲みませんか」
飲み物を進めて、売り上げに貢献
――でも驚いた
ファンクラブだって??
そんなのがこんなに身近に在ったとは
正直、欲しくない
でも応援してくれてることは、喜ぶべきだと思う
複雑を通り越して
もう何が何だか
鈴みたいにはいかないよ