妹系男子。
この女子達とは
好きなタイプとか食べ物とか
今までのお客さんと同じ様なことの話になった
「あの!…麟太郎君はお付き合いしてる方は…」
リン「…えっと」
「付き合いたいとか、そんなおこがましいことは考えてません」
皆、結局恋バナですか
リン「いませんよ」
「そうなんですか?!」
リン「はい」
「意外です」
ほっといてくれ
「………せんから」
一番奥にいた人が口を開いた
あまりよく聞き取れない
長い黒髪と眼鏡が顔を隠しているから、表情も伺えない
リン「すいません、もう一度」
眼鏡の奥でその瞳は光る
「麟太郎君と釣り合う様な女性はいませんから」
最初は冗談だと思った
「それもそうね」
「どの子よりも麟太郎君が可愛い」
「相当自信が有る人じゃないと」