妹系男子。
リン「…えっと」
「どうしてそういうこと言うんです??あの眼鏡に命令されてるんですね」
今度は目が怒っているのがわかった
リン「すいません!俺が悪いんです。あいつは悪くないんで」
さてこの後に何と言おう
リン「撮りましょう、写真!」
俺の中で最高の打開策
経験値はまだ足りないみたい
俺にはこれ以上を考えられない
「はい」
当たり前、って顔をされた
やっぱ差別は駄目っすよね
取り敢えずテーブルの前に二列で並ぶ
この時ばかりは黒いテーブルクロスが皮肉っぽくて仕方なかった
「私が撮りましょう」
あの彼女が笑顔の子のカメラを受け取った
「麟太郎君、笑って下さい」
やっぱり自然な笑顔は無理でして
リン「わかりました」
その返事も虚しい
初めていらないと思った
思い出の写真