妹系男子。
その手は思ってたよりも
暖かくて、大きくて
優しくて、安心した
リン「……どうかな」
ヨシ「んー」
リン「聞かれたことは全部言うよ」
ヨシの手には力が入る
ヨシ「おう!」
さっきとは違う笑顔
リン「俺も聞いて良い??」
ヨシ「勿論」
リン「じゃ…」
握っていた手に力が入る
リン「俺……まだヨシの友達かな??」
ヨシはまた頭を掻いて
ヨシ「親友だろっ?!」
笑ってみせた
ヨシ「あ、でも姉貴がアイドルなんて予想できねぇし質問できないから」
リン「まぁね」
ヨシ「秘密にしたい様なことはお前から言えよ」
リン「何基準だよ」
………
………
………
ヨシ「姉貴が……アイドル??」
リン「さっき自分も言ってたろ」
我に返ったご様子
俺とヨシの感動スペクタクルに
見いっていたクラスメートも