妹系男子。
レナ「鈴木君??入りなよ」
高木が腕を引く
精神的圧力を感じながら一足踏み込んだ
イチ「えー、皆さんお疲れ様でし…」
「ちょっと待てよ」
イチの発言が遮られる
クラスメートの輪から男子が数名
こちらにゆっくりと近寄って来た
「鈴木、お前さー」
「はっきり言えよ」
「嘘吐いたな」
「実際どうなの」
一斉に聞こえた声
聖徳太子ばりの聴力は有れど
能力は無い訳で
全部は聞き取れない
ただ耳に残ったのは
………
………
………
――嘘吐いたな
………
核心を突いていると思った
だって言い返せない
それが現実
以上でも以下でもない
リン「ごめん!」
腰から上体を曲げる
やっぱりこの言葉しか出なかった