妹系男子。



その日家に着いたのは、暗くなった後だった


リン「ただいまー」
スズ「おかえりぃ」


鈴が笑顔で出て来た


スズ「麟ちゃん、パパ帰ってるよ!!」
リン「え、来週じゃないの??」
スズ「予定変えたんだって」


リビングには父親の姿


チチ「おかえり麟ちゃん」
リン「おかえり父さん」

ソファーに顔をしかめて腰掛けている


チチ「麟ちゃん、パパはいつも言ってるだろう」
リン「こんなに遅くなる筈じゃなかったんだよ」
チチ「そうじゃありません」


父親はグイッと眼鏡を押し上げて言う


チチ「鈴にお料理させちゃ駄目」
スズ「パパ大丈夫だよ」
チチ「怪我したら駄目でしょ」


鈴はドジだから料理するとリアル怪我する


リン「夕飯、鈴が作ったの??」
スズ「ううん、パパ」


父さんは料理が上手かった
今日は安心して夕飯食べれます


チチ「麟ちゃん、鈴に何かあった??」

鈴が風呂入っている隙に父は聞いた


リン「何で??」
チチ「帰りに後ろから近付いたんだけど叫ばれちゃってさ」


父さんはソファーの上に体育座りして、しょんぼりしていた



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