妹系男子。
スズ「麟太郎は関係ありませんから」
鈴の声は震えてたけど真っ直ぐで
スズ「友達だったとしても許しませんよ」
強かった
スム「構いません。許してほしくて、麟太郎君に近付いた訳じゃないですから」
進さんの意思も強固
スム「麟太郎君は僕の大切な友達です」
進さんはそう言ってのけた
今この人の中では、鈴よりも重要なポストにいるんじゃないか
なんて、考えてみたりもする
リン「…鈴」
鈴はこちらに体を向けた
リン「鈴は進さんのこと嫌いかもしれないけど、俺は…」
スズ「麟太郎は良いね」
鈴を説得しようとすると、唐突に遮られた
リン「…え」
スズ「友達がいっぱいだね」
俯いた鈴はまた悲しげで
スズ「羨ましいな」
俺のことを困らせる