妹系男子。
リン「……鈴」
こんなに鈴の部屋の扉が厚いとは
リン「……鈴、入って良い??」
しばらく待ったけど返事は返って来ず
リン「…鈴、入るからね」
結局、勝手に開けることに
リン「鈴、怒ってる??」
振り返った鈴は気まずそうに笑った
リン「進さんのこと、黙っててごめん」
スズ「……良いよ、鈴にだって麟太郎の知らない友達いるし」
芸能人なんだしそうだよね
スズ「鈴は進さんとは友達にはなれない」
リン「…うん」
スズ「まだ許してないから」
リン「うん」
スズ「これからも許せないよ」
リン「わかってる」
スズ「良いの??」
リン「鈴が良いなら」
鈴はちょっとだけ顔を火照らせた
スズ「…馬鹿」
リン「うん」
スズ「絶対、絶対、麟太郎より沢山友達つくるから!!」
リン「うん」
抱き締めた鈴の身体は細いけど
どこか心強かった