妹系男子。
「麟太郎ぉっ!」
「麟太郎??」
――ここは不思議の国
植物が俺に話し掛ける
「寝ぼけて…る??」
「だな。おい、麟太郎!」
花はだんだん大きくなり、俺の肩を掴んで前後に大きく揺さぶった
…ピンクがこんなに恐ろしいとは
リン「や…やめてよ」
「あ、ごめん」
「お前は麟太郎に甘いんだよ」
やっと前後の揺れから解消された
「起きろーっ!!!」
リン「わぁーっ!!!!」
安心した瞬間、耳元で聞こえた大声
目を白黒させるって多分こういうこと
リン「何、何、何ーっ」
「おぉっ、やっと起きた」
「麟太郎、おはよ」
冷静になって身体を起こし
辺りを見回りしてみる
リン「…ヨシ、イチ?!」