妹系男子。
やっと安心して眠れそうです
携帯に充電器を繋ぐ
明日起きるために目覚まし時計をセット
そして…!
―――
―――
―――
久しぶりにクローゼットをオープン!!!
リン「…リボンちゃん」
隣の部屋の鈴に聞こえない様に
興奮する心をなんとか抑える
いよいよ明日
動くリボンちゃんに会える!
やっぱりリボンは大きいんだろうな
皆がいなかったら写真撮りたかった
でも楽しみ!
リボンちゃんと写真撮れなくても
“可愛いもの好き”を
隠さなくてはならなくても
ヨシとイチと遊園地
鈴と父親がいなくたってきっと楽しめる
等身大リボンちゃんのぬいぐるみに抱き付いて顔をうずめる
きっと明日は楽しい一日になるだろう
思い出の一日
忘れない一日
そんな風に考えていると
布団に潜っても
リボンちゃんを抱き寄せても
目を閉じて数を数えても
なかなか眠りに着くことはできなかった