妹系男子。
サン
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鈴と身体をピッタリ付けてソファーに座った
肩を抱くと細い身体が震えるのを感じた
リン「父さんは??」
スズ「仕事で呼び出された」
リン「…そっか」
細い鈴の指は涙に濡れていた
リン「鈴、どうしたの??」
スズ「……前にストーキングされてるかもって言ったでしょ??」
嫌な考えがよぎる
スズ「パパが出て暫くしてからね…」
リン「…鈴」
スズ「洗濯物を取り込もうと思ったの…」
スズ「…そしたら知らない人がウチの敷地に入って来てね」
身体の向きを変えて力強く抱き締める
スズ「鈴のこと押し倒したの…!!」
リン「…鈴」
スズ「大声で叫んだら何処かに行ったから、何もされてないんだけど……」
鈴は更に沢山の涙を流した
リン「何もされなくて良かったけど……恐かったよね…」
スズ「うん、ずっと待ってた」
リン「ごめんね鈴、もっと早く帰れば良かった…」