妹系男子。

サン



***


鈴と身体をピッタリ付けてソファーに座った

肩を抱くと細い身体が震えるのを感じた



リン「父さんは??」
スズ「仕事で呼び出された」
リン「…そっか」


細い鈴の指は涙に濡れていた


リン「鈴、どうしたの??」
スズ「……前にストーキングされてるかもって言ったでしょ??」



嫌な考えがよぎる



スズ「パパが出て暫くしてからね…」
リン「…鈴」
スズ「洗濯物を取り込もうと思ったの…」



スズ「…そしたら知らない人がウチの敷地に入って来てね」


身体の向きを変えて力強く抱き締める


スズ「鈴のこと押し倒したの…!!」
リン「…鈴」
スズ「大声で叫んだら何処かに行ったから、何もされてないんだけど……」


鈴は更に沢山の涙を流した


リン「何もされなくて良かったけど……恐かったよね…」
スズ「うん、ずっと待ってた」
リン「ごめんね鈴、もっと早く帰れば良かった…」



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