妹系男子。
前からストーカーがいるのはわかってたのに、対策もせずに何をしてたんだろう。下着を盗む位だしエスカレートしてたのは明らかなのに。
俺が守る筈だった――
リン「ごめんね鈴、…ごめんなさい」
スズ「麟太郎は悪くないよ……注意してくれてたのに聞かなかった鈴のせいだもん」
腕には力が入る
スズ「…痛いよ麟太郎ぉ」
リン「あ、ごめん」
『麟太郎』と上目遣いで呼ぶ鈴の弱いことといったら……
スズ「麟太郎、パパには言わないで」
リン「どうしてさ?!またこんな目にあったりしたら…」
スズ「駄目なの!!約束したでしょ、パパに迷惑を掛けない様にしようって」
リン「で…でも」
鈴がシャツを引っ張る
スズ「パパに言ったら、お仕事行けなくなっちゃうでしょ」
リン「でも…」
スズ「お仕事が生き甲斐の人よ??」
リン「……」