妹系男子。
ごめんね、から始まる。

イチ




気付けばスタート地点に戻って来ていた


頂上に着いてからは速かった



リン「速かったね」

アキ「沢山叫んじゃった」



俺も多分叫んでた
ジェットコースター乗るとどうしてもね



アキ「どうしよっか」


林さんは興奮冷め遣らぬ様子で
大きな目を輝かせている



―――


そう、問題はここからなんです



イチ達にバレない様に戻らないと



アキ「結構、時間掛かっちゃったよね」


心配して探されたりしてないと良いな


携帯に連絡は入ってないけど
それだけじゃ図れないから



リン「聞かれたら何て返す??」

アキ「んー、そうだなぁ」


時間が掛かり過ぎたことの言い訳を
早歩きしながら二人で話し合った

二人に食い違いが有ったら困る訳です



―――



イチ達と
合流したのは人の波ができ始めた頃



――俺は能天気過ぎたんだ


これからどんなことが起きるのか
思い付きもしなかったから



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