妹系男子。



次の朝
嫌な予感がした俺達は

ソワソワして
朝御飯を済ませるとすぐに家を出た



学校の生徒達はもう鈴に慣れたらしく
さすがにもう出待ちはいない


以前は絡まれない様に
鈴が家を出てしばらくして登校していた



スズ「…眠い」

リン「俺も」


昨日は本当に眠れなかった



半分寝ながら
二人で学校まで歩いた


スズ「あ、授業の途中で仕事に抜けるから」

リン「遅くなる??」


スズ「昨日くらいかな」

リン「わかった」


スズ「じゃ、バイバイ」

リン「うん……あ、ガーベラ買って来て」


スズ「オッケ、任せて」

リン「うん、バイバイ」



教室まで歩くのもきつかった

睡眠が俺を呼んでいる



教室に入ると
例のごとく、中さんしか来ていなかった



リン「おはようございます」

ナカ「おはようございます」



それだけ会話すると
椅子に腰掛け腕に頭をうずめた



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