妹系男子。
高木の励ましの声で気付いたのだ
リン「俺、そろそろ帰らないと」
ナカ「じゃぁ、この辺でやめましょう」
着替えて荷物を掴む
リン「話が有るんです」
ナカ「私は無いですが」
リン「帰りに聞いて貰えますか??」
中さんと帰ることになった
今まで言えなかった“可愛い物好き”――
軽蔑されるかな
昨日の興奮っぷりを見ちゃったから、心の何処かで大丈夫かななんて淡い希望を抱いたりして……
ナカ「話って何ですか、私達方向違いますよね??もう校門見えましたけど」
でも軽蔑されたりなんかしたら……
誰かに言う人じゃないだろうけど
ナカ「鈴木君??」
リン「え??…あーごめん、何だっけ」
中さんの声を聞いた瞬間だった
『~♪~♪~』
携帯が鳴った
携帯に出ていた文字は“鈴”――
リン「もしもし、どうした?!」
急いで電話に出る
スズ「助けて麟太郎!!変な人が外に」
鈴が叫ぶのが聞こえた
リン「すぐ行くから!!」
気付いたら走り出していた