妹系男子。
リン「……何??」
林さんがこちらに歩み寄る
アキ「具合悪いの??」
リン「…寝不足で」
アキ「鈴も言ってた」
林さんは俺のベッドに腰掛けた
ちょっとだけ続く沈黙
アキ「……あのさ」
リン「…うん??」
林さんがこちらを見た
大きな目がこちらを覗き込む
なんて綺麗な目だろう
アキ「……あのね」
リン「…うん」
だからこっちも覗き込む
引き込まれてしまいそう
アキ「……鈴木君」
リン「……はい」
アキ「……近い」
ふと我に返ると
林さんとの距離は頭一つ分もなかった
リン「わぁっ!!!……ごめん」
心拍数半端ない
俺、いつの間に
今日はやっぱり体調悪いかも
下の名前で呼んじゃったりしたしね
アキ「あ、良いの!」
林さんの顔がみるみる赤くなった
リン「ごめん、怒ってる??」
アキ「ううん、怒ってない……それが言いたかった訳じゃないの」