妹系男子。
サン
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俺は全力疾走していた
髪が乱れるとか、汗をかくとか
そんなの関係なかった
頭にあるのは林さんのことだけ
―――
―――
――時を戻すこと数分前――
ユカが帰る途中の俺とヨシに言った
ユカ「秋穂が公園で泣いてる」
ヨシ「それのどこが良いことだよ」
ユカ「誰かさんのせいだから」
ユカはこちらを睨んだ
………
リン「……え、俺?!」
ユカ「そうに決まってんじゃん」
リン「俺何かした??」
ユカ「知るか、早く行け」
ユカが急かした
ヨシ「なんか本当っぽい」
リン「…えー」
ヨシ「雨降るかもしれないし、走ってけ」
ヨシも急かす
リン「……ぉ、おう!」
だから取り敢えず走ることになった
ただ、ひたすらに
ただ、がむしゃらに
ユカ「あんた、私に協力決定」
ヨシ「麟太郎が上手いこといったらな」