妹系男子。
ナカ「これどうぞ」
リン「有り難う」
ガムテープを受け取った
リン「今日はもう愚痴りました??」
ナカ「……もう、秘密なんですよ」
中さんはクスリともせずに言った
リン「その様子だと大分愚痴ったね」
ナカ「まぁ適度に」
顔を見合せ笑い合う
何となく笑いが起きた
ナカ「私考え込んでしまいました」
リン「昨日のことを??」
ナカ「はい」
中さんはこちらを向き直った
ナカ「これからあんなことが起きない様に、あの人に注意した方が良いと思います」
リン「…無理」
ナカ「だって埒があきませんよ」
リン「神経を逆撫でしちゃうよ」
熱狂的な奴程キレると恐い
ナカ「本人が言ったら効きますよ」
リン「そんなの危なすぎる」
鈴にこれ以上触れてほしくない
ナカ「でもまた来ると思います」
リン「…そんなこと言われても」
中さんはこっちを見る
ナカ「私も手伝いますから」
リン「中さんは関係無いですから」
ナカ「そんなことないですよ、随分関係してると思いますけど」
中さんは嫌味にもひるまず強くこっちを見ていた
ナカ「大切な人ですよね」