妹系男子。
スム「さ、行きましょう」
着替え終わった俺を進さんが促す
リン「俺、朝飯まだなんすよ」
まだ起きたてですから
スム「僕の家で食べて下さいよ」
リン「いや悪いです」
俺、好き嫌い多いし
朝飯食わせて貰うなんてハードル高過ぎ
スム「でも妹は一人で待ってるんです」
リン「…あー、そうでしたね」
また俺は俺のことばかり考えてた
冷静にならなきゃ
リン「すぐに行きましょう」
きっと今も不安でいっぱいで
辛い思いをしているに違いないから
スム「妹も途中まで出ておくそうです」
リン「大丈夫なんですか??」
スム「家の場所はバレてるし、かえって安全かもしれません」
そっか
家にいても安心できないんだ
それって相当辛いよね
リン「急ぎましょう」
スム「はいっ!」
俺と進さんは速やかに家を出た
先程までのルーズな俺が疎まれる