妹系男子。
アキ「だから私も緊張しちゃって」
リン「それはごめん」
アキ「ううん、謝らないで」
そしてまた沈黙
アキ「鈴木君、怒ってる??」
リン「……何で??」
アキ「私、一緒に帰らなかったし」
林さんはそのことを気にしていたのか
俺だって気にしてた
でも今の問題でいっぱいいっぱい
忘れてました
リン「何か理由が有ったんでしょ??」
アキ「許してくれるの??」
リン「許すも何も、怒ってないよ」
俺はこれが言いたかったんだ
自分にも言い聞かせて
うつむいた林さんは
落ち着いていない様だった
そわそわと至る所に目線を移している
リン「今日ね、進さんに言われてさ」
俺は目的を忘れていた
リン「身の回りで変なこと起きてない??」
それを聞きに来たんです
ストーキングされているとか
アキ「……お兄ちゃんは気にし過ぎ」
リン「何かあっちゃいけないから」