妹系男子。
「……鈴ちゃん」
男は小刻みに震え始める
リン「二度と来んな、お前みたいなのファンだなんて思えねぇから」
男は力なく座り込み、床を見詰めている
「鈴ちゃんて…そういうこと言える人なんだね」
男はニヤリとした
「君のそういうとこ知ってるの、僕だけだね」
……こいつどんだけプラス思考
リン「いっぱいいるよ、今までお前が良いとこしか見てなかっただけだよ」
「いっぱい……他に」
男は少したじろいた
でも最初よりは落ち着いてきてる
リン「一定距離が有っから、ファンになれんだろ??」
「……僕だけの…」
リン「鈴は仕事大好きだよ、恋人なんて必要ねぇし。大好きな仕事の支えはファンだけだから…」
――前に鈴本人が言っていた
感情移入し過ぎて、怪しまれてるかもしれない
「鈴ちゃん……それって一番の存在になれってこと??」
リン「……は??」
「鈴ちゃんの一番はファンなんだよね??最悪な特別より、大好きの一員でいたいよ」