妹系男子。
リン「…おい、イチ」
イチの表情も酷く冷たい
冗談を言い合った、笑い合った
俺達の時間は消えてしまったのか
ヨシ「……んだよ、口だけの童貞野郎が」
イチ「猫被って、そんなに友達欲しいかよ」
二人の間の空気はピリピリしていた
緊張感が漂う
リン「……やめようよ、二人共…」
……どうしちゃったんだ
こんな二人だったか??
――いや、違う
二人に何かがあったんだ
どうしてこうなる前に
ちゃんと聞かなかったんだろう
ウザいと思われたって良かったんだ
こんな風になってしまうよりは
その方がずっと……
イチ「……大体お前、麟太郎、麟太郎って、キモいんだよ。ゲイか??」
ヨシ「友達の女を横取りできるお前の方が人間的に死んでんだろ」
リン「……なぁっ、どうして二人共そんな酷いこと言うんだよ!」
俺にはわからなかった