妹系男子。



どうして互いにそんなことを言えるのか


勢いってのもあるだろうけど



今までに一度でも考えたことがなければ

そうスラスラと
言葉をつむげる筈もないだろうに



イチ「麟太郎には関係ない」

リン「…そんなっ…イチ!」


今日は一度もイチと目を合わせてない

無理もなかった
イチは俺の目をけして見ない



―――



―――


ドンッ!



―――



リン「……ヨシ」


ヨシは頬の筋肉をひきつらせながら

力任せに壁を蹴った



ヨシ「…おい……今何が関係ないっつった?!大有りだろうが?!!」


ヨシの目は血走っていた


――俺との関係大有り??



ヨシ「下衆が調子にのりやがって……あんまふざけてると殺すぞ?!!」


イチ「……やってみるか??」


イチがヨシを挑発すると
ヨシの中の何かが切れてしまったらしい



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