妹系男子。
ニ
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ユカ「それがうるさいのなんのって…」
リン「しっ!」
俺はユカの口を押さえた
ユカ「何、どうしたの??」
リン「人が来た」
ユカと俺は小声で話す
俺は誰かが近付いて来る足音を
聞き逃しはしなかった
ユカ「スパイごっこでもしてんのかよ」
リン「違うけど」
能天気に話すのは終わり
ここで誰かに気付かれたら俺達変人
―――
足音は少しずつ大きくなる
近付いて来たのは男女の声
ユカ「イチャイチャしやがって、ウゼ」
リン「しっ、聞こえるから」
ユカ「羨ましいんだよ、畜生が」
さっき可愛いとか言ってた奴は
どこにいる??
リン「黙れって」
ユカ「じゃ、麟太郎が相手してよ」
ユカは身体を刷り寄せて来た
リン「まじでやめろって」
ユカの身体を無理矢理突き放す
ユカ「私といてドキドキするでしょ??」