妹系男子。



あくびをしながら階段を下りる

洗濯物を干さないと


間に合うよね



リン「……何でだよ」

リビングに足を向ける



リン「お前何でいんだよ」


「昨日の麟太郎、激しかった」



リン「ユカ、ウザい」



うっとりした顔のユカは無視します



ユカ「何よ、冗談じゃん」

リン「笑えないから」


洗濯機から出して来た
洗濯の済んだ衣服を物干し竿に干す



リン「鈴は??」

ユカ「学校行った」


リン「ユカは行かないの??」

ユカ「秋穂に会うのはね」


鈴はあの場面に出くわしていない
知らないフリができるから



リン「俺、学校行くから」

ユカ「昼休み終わるのに??」



そう、もうそんな時間


ユカ「私も行こうかなー」

リン「ん??行けば」



洗濯物を干し終わり
俺とユカは家を出て学校へ向かった



太陽が登った昼といえども
冷たい風は容赦なく吹き付けた



< 537 / 713 >

この作品をシェア

pagetop