妹系男子。
ナカ「洗って返して下さいよ」
リン「勿論です」
ちょっと悪戯な笑顔を見せる中さん
この笑顔を見たのは俺だけ、――なんて考えると気持ち悪いので「素敵」位に留めておきます
ナカ「明日までですね」
リン「そうですね」
そう、明日が文化祭準備の最終日
リン「今まで有り難う」
名残惜しい
俺の衣装係が中さんでなければ、ここに中さんはいないし、二人だけの秘密だって存在しない
ナカ「早過ぎますよ、まだ終わってないのに」
自分でもそう思う
けどやっぱり時間の力は強いから
“二人だけ”が薄くなるのは悲しいよ
リン「…秘密ですよ」
ナカ「……え??」
リン「俺、まだ凄い秘密有ります」
――異常な可愛い物好き
中さんなら、解ってくれるかも
つか、中さんに解ってほしい
ナカ「教えてくれるんですか??」
リン「実は俺……」
その時でした