妹系男子。
イチ「麟太郎を困らせたくなくて、今までずっと黙ってた」
イチは優しい奴だから
結局自分は後回し
なのに俺といったら……
自分ばっかりで
イチに怒ったりして
最低だ
リン「ごめんね、イチ」
イチ「いや、悪いのは俺だよ。麟太郎にちゃんと言えば良かったんだ」
イチが悪い筈なんてない
イチ「林を好きだってことも、そのいざこざも。全部言えば良かったよ」
イチは少し自嘲的な笑みを浮かべた
……悪いのは俺なのに
リン「有り難う、イチ」
俺はやっぱりイチを大好きだと思った
こんなにも、こんなにも
リン「あの時はごめん」
俺はイチに酷いことを言った
イチ「良いんだ、もう気にしてない」
イチは今度は満面の笑みを浮かべた
リン「また友達になれる??」
恐る恐る聞いてみる
イチ「何言ってんだよ、いつ俺とお前が友達を辞めたんだ??」
イチはいつも通り
声を出して明るく笑った