妹系男子。
ニ
スズ「麟ちゃん、鈴先に行くからねー」
リン「……んー」
そう返事を返したのは果たして何時だったのだろう
『♪~♪~♪』
着信音が鳴る
リン「……はぃ」
まだ半分寝たまま電話をとった
ヨシ「やっと出たよ」
リン「…ヨシ??」
ヨシ「おう、おはよう麟太郎」
リン「ん、はよ」
ヨシが朝から電話してくるなんて珍しいことだ
ヨシ「麟太郎、ひょっとして今の電話で起きたのか??」
リン「あー、別に気にしないで」
ヨシ「気にてないよ。なぁ、そこ時計有るか??」
振り返って時計を見る
――12:45
デジタル時計は昼休みが近いと教えてくれた
リン「あ゙ぁーっ!!」
寝坊で遅刻してしまった
ヨシ「だぁっ!!うるせぇ、叫ぶな」
俺、こんなに寝たの久しぶり
リン「寝坊しちゃった」
ヨシ「だろ??あんまり遅いからそうじゃないかって思ってた」
リン「電話で起きたよ」
ヨシ「そうだろ、感謝しろよ」
リン「有り難う、ヨシ」