妹系男子。
林さんの表情は変わった
アキ「……朝のことは忘れたよ」
リン「ごめん、俺…」
アキ「もう良いって!……私聞かないし」
林さんは明らかに忘れていない
リン「忘れてないじゃん」
アキ「忘れたもん!」
リン「そうやってムキになる」
アキ「だって忘れたって言ってるのに、鈴木君が解ってくれないから!」
そして口論になる
林さんには
本当に思ったことを言って欲しかった
リン「だって忘れてないでしょ?!」
アキ「……そう、忘れてないよ!…中さんにしか言えない秘密のことならね!!」
俺は自分が情けない
林さんにこんな表情をさせるなんて
リン「ねぇ…」
アキ「もう忘れるから!」
リン「聞いて!!」
俺は林さんの両手を掴んだ
そこで林さんは一瞬ひるむ
リン「言うから」
アキ「……え??」
リン「言うから、全部」