妹系男子。



リン「……何で母さんが泣くんだよ」


俺は自分の目にも
涙が沸き上がるのを感じていた



ハハ「最期まで母さんといてくれて」


そう聞いて
俺はベッドの前に崩れ落ちた



………



やっぱり最期



今この刹那が最期



………



………



リン「…ごめっ…母さん……俺は…」


ハハ「どうして麟ちゃんが謝るの??」



リン「…俺のせいで……こんな所に…」



俺は意気地無しだ


どうしても聞けなかった



………



………



俺を恨んでないか、と



………



………



ハハ「……母さんね、入院して良かった」



え??



俺は言葉を失った



ハハ「家にいた頃はね、皆に迷惑をかけている気がして申し訳なくて」


母さんは俺の手を強く握り返した



ハハ「明るく笑うのって結構疲れるのよ??」


俺には解っていた



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