妹系男子。
………
………
………
アキ「……んっ…」
彼女の口から甘い音が漏れる
俺は唇を重ねた
唇を離してしばらく沈黙
遠退く彼女の顔は赤らんでいる
リン「……続き…」
アキ「えっ?!!」
林さんの裏返った声が遮る
リン「続き教えてよ」
俺は自分で口をふさいでおきながら
林さんが言いかけたことを気にしていた
彼女の赤い顔が更に火照っていく
アキ「…何でもないよ」
リン「えー、途中まで言ったじゃん」
アキ「知らないっ、忘れたもん!」
彼女はちょっと小走りで
俺から離れる様にして扉に向かった
リン「帰んの??」
アキ「寒くない??」
あの火照りは寒さのせいかもしれない