妹系男子。
アキ「……そう」
林さんは納得の色
ソノ「これからもずっと邪魔してやる」
にやりとする表情
以前程には不気味でない
アキ「私だって麟太郎君好きだもん」
林さんが一歩進み出て
アキ「もう負けないんだから」
俺は目を見開いた
林さん
本当に決意した目だったから
ソノ「麟太郎は渡さない」
アキ「ううん、麟太郎君は私の彼…」
リン「もうやめて!」
俺は二人を制した
アキ「麟太郎君??」
ソノ「麟太郎??」
二人がそろってこちらを見る
リン「俺、恥ずかしいんだけど」
だってこの距離
リン「…さっきから全部聞こえてる」
俺は恥ずかしくて死にそうだった
てかもう致死
いや、恥死
俺の言葉を聞いて
二人はもう一度顔を見合せる
ソノ「……私、帰る」
園田さんはバッグを掴むと教室を出た
アキ「私も!」
そして林さんもあとを追って行った