妹系男子。



アキ「鈴木君…??」
リン「え、ぁはい」

俺、面識無くないか


アキ「こんなとこで有名人に会っちゃった」


笑顔可愛い
流石、ミス田中

鈴のことバレた訳じゃないよね

女装のランキングでしょ



リン「そんな、有名人じゃないよ」
アキ「えー、有名だよ」


親しみやすい人だ

一緒に歩き始める



リン「林さんの方が有名でしょ」

アキ「私は必死だから」

リン「必死??」

アキ「はい、ミスに選ばれないと友達いなくなっちゃうんで」

リン「……ぇ」


リアルな叫びに正直焦る



アキ「それじゃっ」

林さんは小さく敬礼してみせた


リン「じゃっ」

真似して敬礼してみる



そこは教室前の廊下

林さんはA組らしく、先を歩いていった



リン「おはよー」

小声でドアを少しずつ開ける


すると勢い良くドアは開いた


イチ「麟太郎っ!!」
リン「ごめん、寝坊した」

開けたのはイチ



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