妹系男子。
準備が終わり『営業中』の看板を出した
その瞬間、人がぞろぞろ入って来る
人が少ないうちは指名制度だから
先に俺達が席に着いといて、そこに着て貰う
真っ黒な俺は全ての人から目を反らされる
一番に埋まったのは高木の席だった
イチとヨシの席も埋まり
空いているのは、あと3割
みじめだ
――
「鈴木君」
その声に顔をあげる
リン「…林さん」
今朝ぶつかった林さんだった
この教室で初の女子客
「早く来て良かったね」
「鈴木君指名出来たし」
他に二人友達もいた
リン「林さん、今朝はすいません」
アキ「いいえ、大丈夫」
やっぱり可愛い
顔のパーツ全てが可愛い
一気に教室が華やいだ
「鈴木君可愛いー」
「ね、ね、彼女いないの??」
ちょっとお友達の女子にはひいた
化粧濃いし、髪のボリューム半端ないし、臭いが混ざってヤバい
林さんの友達ってこんな感じか