妹系男子。



ちょっと困った様に、林さんはうつむいた



リン「勘違いなら…すいません」

アキ「いえ!……正直苦手なタイプの人達なんです」

リン「そうなんですか」


アキ「私、元々暗いんです」
リン「……はぁ」

アキ「嫌われたくなくて…」



なんか解る気がした

ヨシと友達になるまでは、独りだったから…



アキ「すいません、暗い話ばかりで」

リン「いえ、そんな大切なこと教えて頂いて」


どんな人にも隔て無く接する人なんだろうな



アキ「いえ……私も何で言っちゃったんだろ」

リン「忘れましょうか」

アキ「忘れれるの?!面白いんだね鈴木君」



笑顔じゃなくて
笑った林さんは本当に可愛い



アキ「覚えてて下さい」
リン「良いんですか」

アキ「言ったらスッキリしたから」

リン「他にも聞くよ」



それから、友達の二人がイチを離すまで話し続けた



本当は人前に立つのは苦手なんだって

性格も自称最悪なんだって




< 94 / 713 >

この作品をシェア

pagetop