キミの隣に僕がいる

「ごめんな。ありがとう。」

「いいよ。さっ、早く準備しようぜっ!」

「…おう。」

悟、きっと辛いんだろ?

無理して笑ってるのがわかるんだ。

ごめんな。

もう、悟にも聞かない。

誰にも聞かない。

誰かが本当のことを教えてくれるその日まで…。

俺と悟は着々と外にBBQの準備をしていった。

終わる頃には、野菜やら肉やらを入れた皿を持った優貴と西崎が来た。

「美奈、それやりすぎじゃねぇ?」

「いいのっ!お腹空いてるんだもん。ねっ優貴!」

「うん!めっちゃお腹空いたぁ。」

優しく微笑む優貴と西崎。

「じゃ、食うか!」

『『『いえーいっ!!』』』

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